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きたぐらし通信

きたぐらし通信は、北海道旭川市に住むデザイナーmeiが,北海道の魅力や日々の暮らし、アートやデザインについて書いていく不定期ブログです。 書いて欲しい場所、内容などリクエストありましたらメッセージにてご連絡ください!

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意識高い系美容師とデザイナーの共通点

 

今年入ってイラストのお仕事を立て続けに頂いて、
嬉しい反面てんやわんやな今日この頃です。
昔の自分だったら絵でお金頂けるなんて夢のような話だったんだけど
今じゃ、もっともっと頑張らなきゃ。。。と焦るばかり。
できる範囲から少しずつステップアップしていきたいです。

 

先日トークイベントのゲストで登壇することになり
髪の毛ボッサボサだったので人前出るならどうにかせにゃあ…と思い、美容室に行きました。

普段は自転車で少し遠くの美容室まで通っていたんですが、
雪降り過ぎでもう10分も外を歩きたくない状態だったので
事務所近くの美容室に試しに行くことに。

ここの美容師さんがなかなか面白い人でした。

 

 

 

パーマかけに行ったのに、カットを薦められる

担当してくれたのは若い男性のお兄さん。
(余談だけど、生まれてこのかた1度も女性の美容師に当たったことが無い…指名してるわけでもないのに)
パーマ取れかけの頭をまずどうにかしたいと思い、パーマ+カットでお願いしていたのですが、私の髪を見るなり

「カットだけでパーマ生き返ると思うから、カットだけにしなよ」

と言われました。
そんなこと出来るのか!と驚き詳しく聞いてみると
髪が伸びてきた重さで潰れてしまっている部分をカットで軽くすると
動きが戻ってくる…みたいな話でした。
するとカット代だけで済むから、今日は浮いたお金でおいしいものでも食べなさいよとイケメンな提案をしてくれる店員さんに言われるがまま、じゃあそうします!とお願いしちゃいました。

  

カット方法やその人の経営方針なんかをプレゼンされる

「おれ、中身の無い雑談あんましないんだよね!」

今日このあとどっか行くんですか?とかそういうたぐいの話ですね…。
だいたい初めて行く美容室だと会話って似たり寄ったりになると思うんですけど
こんなこと↑言われて、えっ?雑談ダメなの?と若干緊張…

 

そのかわり今の髪の毛の状態や前の美容室のカットの仕方、これからやるカットの仕方なんかを細かく説明してくれました。
パーマが戻る原理も、説明を聞いて、なるほどなるほど〜ちょっと理解。
あとはここの美容室客が全然いなかったんだけど開店時間変えたら客が増えてきたとか、これからこういう美容室にしたいんだよね!みたいな話を延々とプレゼンのように話され。
人によっては若干うざいかもしれないけど笑、
喋りが上手だから苦でもなく、むしろ技術面のことやその人の思いを色々と聞けて信頼度が上がりました。
この人 youtubeのチャンネル持ってるんじゃないのかなー?(ちょっとヒカキンに似てるし…)
と思うくらい完璧な営業トークでしたね笑

 

カットの仕上がりは、言われた通りパーマかけたようにウエーブが元に戻ってびっくり!
浮いたお金でご飯食べに行くのはやめて、続けてカラーをしてもらうことにしました。
ここのシャンプーがまた気持ちよくて!
そんなに丁寧にやってくれてありがとうございます!とお礼を言いたくなるくらい
丁寧に洗ってくれて感動しました。

 

デザイナーも技術面についての話をお客さんと共有したほうがいい

カットのテクニックや店舗経営の話をされる中で

「こんな話する美容師さん初めて会いました」

と言ったところ

「だってこういう話したほうが、お客さんのレベルも上がっていいじゃん」

と言われました。

お客さんも髪のこと詳しくなって、一緒に色んな髪型チャレンジしたりとか
そういうことが出来るようになるんだと。
言い換えると「美容室をお客さんと一緒に育てて行く」ってことだと思います。
お店を続けて行くなら当たり前のことに思えるけど、いままで美容室でそういう意識をしたことが無かったので、目から鱗でした。

 

そんでデザイナーにも同じことが言えるなと思って。
デザイン依頼する側の人って、自分がデザインのことよくわからないから
他人にお金払って頼むわけで、
的確に「こういうやり方でこういうデザインを作って欲しい」って
言えるわけが無いですよね!

美容師さんに「このはさみ使ってこういうカットで」じゃなくて
「直毛で困ってるんだけど、ふわっとしたパーマかけたいんですが…」
ってお願いするのと一緒で、

「こういうデザインにして欲しい」じゃなくて
「新商品をつくりたいんだけど、全国に向けて売りたいんです」
ってお願いするわけです。
(その奥にもっと的確なイメージを持っているときもありますが、さておき)

 

で、デザイナー側もクライアントの希望と市場の状況を見て
こういうテイストでいこうとか
この1色で統一していこうとか
この要素は削っていこうとか
あーだこーだあーだこーだ
あーだこーだあーだこーだ
色々考えて考えて何通りもつくってつくって考えて考えて
お客さんにお披露目するんですが、
お互いのことをよく知らないままデザインされたものをポンと出されても

「う〜〜ん、なんかイマイチ。。。」

「うちはこういうテイストでお願いしたつもりだったのに!」

なんてことが起きたりします(;;)

 

 美容師とデザイナーって、案外似ているのかも。。。
と思いました。
新人デザイナーは、シャンプーしかさせてもらえないアシスタントと同じです。
技術がある人は直接お客さんとやりとりさせてもらえるわけですが
希望通りの髪型にするには、技術以上に
お客さんとのコミュニケーションと、その後の選択が大切です。

 

依頼と結果の間のコミュニケーションって、すごく大事です。
むしろ依頼と結果の間のコミュニケーションで全て決まると言ってもいいくらいだと思います。
たまにエスパー機能が添いているデザイナーやライターさんは
がっつり話をしなくても相手の要望通りのものを出してくれたりしますが、
大抵のデザイナーにはエスパー機能はありません。。。

この写真の髪型にしてください!って切り抜き持ってこられても
「それモデルが良いから良い髪型に見えるけど、あなたがやったら悲惨だよ?」
なんてことも、あります…多分


 

時間の無い中で、ひと言ふた言のやりとりで進める仕事は
不安と焦りしか無いです。。。きっとお互い。

 

こういう理由で、これを選ぶ。
例えば箱の形とか、紙質とか、文字とか、webページの仕様とか、
人で行くと、デザイナー、イラストレーター、ライター、フォトグラファー、印刷所、などなど。

そういう細かい話はどんどん話し合って、
わからないことや不安なことはどんどん解消していくことで
クライアントもデザイナーも理解度が上がってより良いものがつくっていけるようになるんじゃないかなと思います。

 

そのためには、週明け午前中までに!とか明日までにおねがい!みたいな依頼が減って欲しいですね。。。最後は愚痴になっちゃいました。

 

シャンプーしかさせてもらえないアシスタント同然の私は、
勤務時間外でせっせと修行に励むのみです。。。(;;)よよよ

 

 

 ここまで書いたら、もしかしたらどこの美容室か特定されちゃわないかドキドキですが…ほんとに良い美容室なので、旭川近郊で気になる人には聞いてくれたら、こそっとお教えします。