旭川木工コミュニティキャンプの「11年目から」についての会議に参加してきました。
場所はUSAGIYAさん。
木工キャンプで繋がったデザイナーと木工家具職人が協力して店舗デザインに携わったお店です。
じつは初めて入ったんですが…おしゃれ!そしてお茶美味しい〜〜!!
すごくきれいな色で、お茶ってこんなに綺麗なのか〜ってびっくりしました。
yuryoさんのケータリングも美味でした。
いろいろ話を聞きながら、自分なりにぐるぐる考えてみたのですが
喋りが苦手でうまく説明できないので、後日ブログに書きます…と逃げ。
モチベーション下がる前にざざっと有言実行します。
木工キャンプについては以前書いた記事を参考に↓
旭川木工キャンプの現状とこれから
今年の5月で8回目を迎えたイベント。
10年計画として動いているので、節目の10年を迎える前に11年目以降の活動について考えてみようという内容です。
メモ頼りに書いていきます。字きたねー!
もともとは道外のデザイナーやバイヤーを旭川の木工業界の人たちとつなげるため
プロ向けのコミュニティイベントとして始まったイベント。
いまは学生や他分野の人の参加も広く受け入れていますが
基本は木工関連とそのまわりに関わる人たちの集まりです。
常連メンバーが決まってきている部分もありますが、毎年全国から新規の参加者が絶えないのはすごいと思います。
プロ同士の繋がり作りを重点においてきたおかげで、魅力的な人たちがたくさん集まり、繋がってきた実績もあります。
工場見学や森の間伐体験などプログラムも充実しています。
この繋がりを次に生かすのか、どうするのかという話です。
意見としては、他の木工が盛んな地域との交流、一般の人たちに向けて開いたイベントにしていく、一番多かったのは教育をテーマにしていこうというものでした。
総合して、10年でできた繋がりを生かして一般層にも目を向けた計画にしていこうという感じです。
木工を北海道ブランドの一つとしてとらえてみる
道外に逃げ出しても、飲食店を探せば必ず見かける「北海道産」の文字。
北海道は良くも悪くも一次産業が強く、素材で勝負できる地域です。
食べ物美味しい(食の一次産業)
景色が綺麗(メディアコンテンツの一次産業)
女の子が可愛い(人の一次産業?)…etc.
初音ミクを生んだクリプトン・フューチャー・メディアも元はサウンド素材の会社です。
「旭川=家具の町」にしていこうという取り組みはたくさんありますが、
残念ながら一般層にはあまり浸透していない印象です。
なんでかっていうと、単純に家具を買いにいく機会が少ないから。
決して安い買い物ではない木工家具やクラフト商品は、買う機会が無いと触れる機会が無い、触れる機会が無いと「自分ごと」にならない。自分ごとにならないと自分の町の文化として誇ることができない。非協力的になってしまう。
じゃあ触れる機会が多いものってなんだろうって考えた時にたどり着いたのが「木」です。
私は木工作家でも無いし、木工関連の人と繋がりがあるわけでも無いのに、木工キャンプに参加したいと思ったのは
景色の綺麗なところで、美味しい物食べて、面白い人たちに会えるからです。
(もちろん旭川家具にも興味はありましたが!)
それで森の間伐体験や木材屋見学で木のことを知り、とても感動しました。
そこではじめて、木工家具の良さやこだわりの部分に足を踏み入れることができたように思います。
今思えば大きなおおーーーーきな一歩です。
木は身近なもの、だけどよく知らないもの
誰の家にもひとつは木製の家具や道具があると思うんですけど
それがなんて名前の木で、どういう風につくられているか知ってる人はあまりいないんじゃないかな?と思います。
よくわからないから、安くてすぐ買えるようなもので充分。
それは、料理についても同じで、素材に興味がないなら安くてそれなりなもので充分。
木に対する知識をつけることが家具やクラフトを自分ごとにするきっかけ=お金を使ったり自分で調べに行く、もっと踏み込めば作る側の人間になるきっかけになると思います。
これはなんの木かな〜、って考えるようになった。
みんな北海道の木材を使っているか、っていうとそうでもなくて、輸入した木もたくさん使ってるんだろうけど、ウォルナット大好きだけど、やっぱ国産の木材って大事にしていきたいです。
木をメインにしたイベントにしていくのが良い、ってわけではないです。
家具よりもアピールしやすいものが木なんじゃないかって思います。
職人すげー!!っていうのは勿論すげーんだと思うけど
木すげー!!って感動は身近な存在だからこそ大きい。
家具の素材は木と作家だと思います。
作家と交流し木と触れ合うことが、旭川家具やクラフトを自分ごとにしていく一番の道なんじゃないかと
漠然としていますが。。。
木工にゆかりのない私からの意見でした。
当事者が面白がってるのが一番だいじ
プロ向けというある程度閉じたコミュニティが木工キャンプの特徴だと思っていたし、単に一般に開いて今まで通りのことをしていたら、他の家具イベントとの差別化ができなくなるから、どうなんだろう…という心配もありますし
現状で木工キャンプ内でも身内や常連で固まっちゃってうまく交流できないという意見もあります。課題もまだあるように思います。
でも木工キャンプがここまで続いてきたのは、スタッフや裏方の努力も勿論ですが
なんかみんな自由におもしろがってやってる感じが一番なんだと思います。
「ホストもゲストもない」が木工キャンプのモットー。そこはずっと続いて欲しいな〜と思います。